夏の伝統的な食べ物と言えばスイカですよね。旬の食べ物を食べることは健康に良いとされていますが、スイカも夏が旬の食べ物として決してダイエットでも欠かせません。
なぜならばスーパーアミノ酸と呼ばれる『シトルリン』や糖質を分解してくれる酵素『マンノシダーゼ』そして、トマトの1.4倍の『リコピン』が含まれているからなのです。
今回は夏のスーパーフード『スイカ』でのダイエット方法を紹介したいます。
最後に、スイカをまるごと食べる衝撃映像も載せてあるので楽しく読んでもらえればと思います^^
『スイカ』がスーパーフードな理由
スイカ発祥の地は全く水のないカラハリ砂漠だと言われています。砂漠で取れるスイカは砂漠を生きる人々、動物の水分として重要なものでした。
また、スイカは環境にも強く普通の植物が育たないような砂漠でも大きな果実を実らせることができます。
その理由の1つがスーパーアミノ酸のとも言われる『シトルリン』を豊富に含んでいることなどがあります。
このシトルリンを摂取することで砂漠という過酷な環境に住んでいる人たちは鋭気を養っていたのです。
スイカ1/6カットのカロリーは?
『スイカでダイエット』ということでまず、気になるのはカロリーですよね。
スイカは甘いから糖分たっぷりでカロリーも高いのでは?と思いがちですが、そんなことはありません。
100グラムあたり37キロカロリーとご飯のおよそ1/6しかありません。
サイズ別のカロリー計算
スイカを買う時にスーパーでよく売られている形が1/6カット。1つの角度がおよそ60度のほぼ正三角形で売られているスイカです。
そして、カロリーは100グラムあたり37キロカロリー。ただし、スイカと言ってもサイズは、M、L、2Lなど大きさはそれぞれなので、1/6を食べるかによってカロリーは全く異なるので気をつけてください。
Mサイズの1/6カット(5~600グラム)…およそ185~222キロカロリー
Lサイズの1/6カット(6~700グラム)…キロカロリー222~259キロカロリー
2Lサイズの1/6カット(7~800グラム)…259~296キロカロリー
※可食部のみのカロリー計算
500グラム食べても185キロカロリーというのは結構低めですね。ダイエットにも効果的というのも納得できます。
ダイエットに効果があるスイカの栄養素5つ
それではスイカに含まれるダイエットに効果的な栄養素5つを紹介していきたいと思います。
もちろんダイエット効果だけでなく美容効果や滋養強壮の効果があったりといいことづく目です。
スーパーアミノ酸『シトルリン』の効果
シトルリンは血液の流れを良くするため『バイアグラのような効果がある』とも言われているアミノ酸です。
シトルリンは体内に入るとON(一酸化窒素)と呼ばれる成分を作り出します。ONには血管を広げて、血流を良くする働きや血管を健康的に保つ働きがあります。
むくみや冷え性の原因は血液の流れが悪くなったり、老廃物が蓄積されたりすするからです。
シトルリンを摂取することにより、血液の流れをよくしてむくみや冷え性を改善し新陳代謝をあげてくれます。
また、血液が体を正常に流れるようになることで、酸素が体中に周り肉体的にも精神的にも疲労度が緩和するという実験結果も出ています。夏バテ予防としてもスイカはやはり効果的です。
血糖値を下げる糖質分解酵素『マンノシダーゼ 』
スイカの甘さはたくさんの糖分が入っている証拠です。
しかし、スイカに含まれる『マンノシダーゼ』という酵素が働くため血糖値の上昇を抑えたり、糖分の吸収を抑えてくれる働きがあります。
糖尿病の人にとって果物は食べにくい食べ物ですが、スイカに関してはマンノシダーゼが糖質の吸収を抑えてくれるため、糖尿病患者でも1日に200グラムは食べても良いと言われている程です。(もちろん人工的に加糖されたスイカはダメです)
脂肪肝の救世主『イノシトール』
イノシトールは肝臓の脂肪を代謝させたり、脂肪が蓄積することを防いでくれる治療薬としても使われているビタミンBの一種です。
その他にもイノシトールはコレステロールの低下を助けたり抜け毛対策、ストレスを緩和させる成分としても注目されています。
シミ・そばかすに効果的なシスペイン
スイカに含まれるシスペインはシミやそばかすに効果がり美肌効果も期待できます。
シスペインの驚くべきポイントはビタミンCが破壊されるのを防いだり、参加されるのを防いだりする働きがあることです。
体内に取り入れたビタミンCを効果的に吸収するにはシスペインも一緒に取るとよいです。
トマトの1.4倍を誇るリコピン
『リコピン』と言えばトマトを連想する人が多いと思いますが、実は赤いスイカにはトマトの1.4倍のリコピンが含まれています。
リコピンの凄いポイントは強力な抗酸化作用があると言われているビタミンEの100倍もの抗酸化作用があるとところです。
血液をサラサラにして血中コレステロールを下げる働きに加えて美肌効果もあります。
どうせスイカを食べるなら、赤いスイカを食べましょう。
熱中症の予防・対策に効果的
夏と言えば熱中症の予防と対策もしっかりしないとしたいところですよね。スイカは砂漠が原産で、砂漠で生活している人を救っているだけあり、熱中症の予防にも効果的です。
スイカに含まれる水分は90%以上、そして糖分やカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富に含まれて、まさに『天然のスポーツドリンク』と言えるほどです。
毎日食べることで、真夏の熱中症予防・対策にもなるので一石二鳥です。
美味しいスイカの選び方
いきなりですが、不味いスイカを食べたことはありますか?
例えば、
- 熟しすぎてスカスカ…
- 繊維質が多すぎる…
- 甘くない…
などがあると思います。しかし、美味しいスイカを見る時のポイント3つをしっかり抑えておけば、スイカ選びで不味いスイカを買うリスクを無くすことができます。
食べごろのスイカのヘソをチェック
スイカのヘタが付いているのと反対側を見ると少し窪んでいるヘソが見えます。
食べごろのスイカを選ぶのであれば、このヘソができるだけ大きいスイカを選びましょう。
甘いスイカはシマシマ模様をチェック
甘〜いスイカを選ぶのにまず見るのは、シマシマ模様がくっきりしているかどうかです。
甘くないスイカはシマシマ模様がはっきりしていません。
ヘタとヘタの周りをチェック
まずは、ヘタが緑色で新鮮か、マズはチェックしましょう、古いスイカはヘタがシナシナになっていてマズイ場合があります。
そして、もう1ヵ所、ヘタの周りが盛り上がっているかをチェックしましょう。少しムキムキに見えるスイカであればあるほど甘いスイカである証拠です。
ダイエットに効果的なスイカを食べるタイミングと食べ方
スイカの持つ素晴らしい栄養素をどのように摂取するのが1番なのかというと、朝です。
なぜかというと、スイカに含まれる『マンノシダーゼ』が血糖値の上昇を抑えてくれるため、セカンドミール効果を得るために最適だからです。
ヨーロッパのことわざでも『朝の果物は金、昼は銀、夜は銅』と言われているように、朝に果物に含まれる糖分やビタミンを取ることは健康にとても良いと昔からされています。
食べるスイカの量
厚生労働省と農林水産省が健康増進や生活習慣病のために作った『食事のバランスガイド』では1日に200グラムのスイカを毎日食べると良いと発表しています。
スイカダイエットをする場合はスイカ500グラム程度が最適です。ただし、ヨーグルトを食べたりする場合はバランスを取って加減しましょう。無理して食べる必要もありません。
おすすめなスイカの食べ方
スイカは一口サイズにカットして食べると美味しいのですが、ヨーグルトと混ぜて食べると、リコピンの吸収率を高めることができるので1番おすすめです。
ヨーグルトに関しての記事はこちらを参考にしてください。▶【決定版】ホットヨーグルトで最も効果的にダイエットする方法
その他にもミキサーでスイカスムージーにしたり、粉ゼラチンと混ぜてゼリーにして食べても、とても美味しいです。
できれば食べたいスイカの皮
固くて美味しくないスイカの皮ですが、スイカの皮には可食部の2倍のシトルリンが含まれています。
スイカの皮は表面の硬いところを剝いて、サラダに入れたり漬物の素に付けて漬物にして食べたりするととても美味しいです。
もし食べられるのであれば、このウォーターメロンボーイのように豪快に食べてみましょう。
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やっぱり夏はスイカ
スイカの魅力が伝わったでしょうか?季節の食べ物、旬の食べ物を食べるというのは栄養的にも必要な成分、栄養素が取れて良いです。
ぜひ夏は朝食にスイカを食べてスイカダイエットをしてみてください。夏バテしたと思う時、肌が日焼けで荒れてしまったという人にもスイカは最適です。
スイカだけだとお腹が空きそう。。。という方の場合、ゆで卵を一緒に食べると、栄養もバランスよく取れるのでおすすめです。
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