40代と言えば多くの方が悩まされるのが更年期障害かと思います。
しかし、私の場合は更年期が少し遅かったのか、本格的に更年期障害に悩まされるようになったのは50代のころでした。
私の場合、それよりも大変だったのが喘息の治療で飲んでいたステロイドの副作用で出た食欲です。
5キロも太ってしまい、今の私のだらしない体型を作った原因の中でも特に大きなものです。
ステロイド剤の副作用で常にお腹が空いていた。
40代には喘息がひどくなったことで、ステロイドを飲むようになりました。
ステロイドの副作用にはさまざまなものがありますが、特に私を悩ませたのは空腹感です。
朝ご飯を食べて30分もしないうちにお腹が空いて、どれだけ食べても満足できないんです。
お腹が空くと体が痛いような感じがして、それを防ぐためにもとにかく1日中食べていました。
お菓子は朝・昼・晩の3回と主食のように食べていました。
特に夜はお腹が空いてどうしようもなく、ポテトチップス一袋にガーナなどのチョコレートを5-6粒食べていました。
食べてはいけない…という思いはあっても、空腹を耐えることを考えると『絶対に無理』と言えるくらいでした。
空腹感が強烈過ぎて、食べ物のことしか頭になくなってしまうんです。
それに、夫婦関係や育児に関するストレスを食べることでしか解消できなかったというのもあります。
日常のストレス2つ
ストレスと言っても、人それぞれ感じ方が違うかもしれません。
私の場合はステロイド剤の影響が強かったと思っていますが、それでも一般家庭のようなストレスも大きかったです。
1. 夫婦関係でのストレス
夫婦関係では、とにかく夫との意見の違いにがっかりする日々が続きました。
子どもたちが小学校に上がり、私としては近場でも良いので家族でいろんなところに行きたかったんです。
ですが、夫は『休みの日くらい寝させてくれ』と言わんばかりにお酒ばかり飲んでいます。
夫とは合わないなと思うことは多かったですが、子供のこととなると私が合わせればいいという問題ではありません。
次第に成績や習い事などへの注文も多くなり、子供のことを通して夫とけんかすることが増えていったのを覚えています。
2. 育児からのストレス
このころ、夫の転勤に合わせて数回引っ越しをしたため、子供たちはしょっちゅう学校が変わりました。
そのせいか2人とも少し引っ込み思案で情緒不安定なところがあり、心配は尽きませんでした。
特に上の息子は身体が弱く、すぐに熱を出すようになって、親のせいだろうか…と悩んだりも。
ステロイドの影響で小さなストレスも大きく感じてしまい、40代は、「ステロイドの悪夢」にうなされ続けていました。
食事は量を減らすも、間食が増えてしまった
こんな食生活をしていたら当たり前ですが、測るたびに増えていく体重を見て、このままではいけないと私自身も気づいてはいました。
そこで一念発起してダイエットをするために食事の量を減らして痩せようとしたんです。
思い切って、普段の6割くらいにまで食事の量を減らしてみました。
ところが、結局、空腹感に我慢できず、おやつ・間食が増えて太った上に不健康になっただけで終了してしまいました。
食事の代わりにポテトチップスやチョコレート、クッキーを食べていたのですから、太るのも当然です。
血中コレステロールの数値が上がり始めたのもショックでした。
でも、おかげで、お腹が空いているのに、ムリに食事の量をおさえるのは、負のサイクルだということに気がつくことができました。
ステロイドの副作用や更年期の方で、ムリに食事の量を減らすと私の二の舞いになってしまうかもしれないので、ムリは絶対にしないことをおすすめします。
結局、ムリして痩せようとしても太るという悲しいサイクルを繰り返します。
運動はお腹が空く原因になってしまった
ステロイドの治療効果のおかげというももあったのか、少しずつではありますが運動もできるようになってきました。
散歩と、地域でやっている体操教室みたいなものに数回通っていました。
ところが散歩をした後、体操教室の後にどうしても空腹に耐えきれず………結局またチョコレートやクッキーを食べてしまう毎日でした。
いちおう試したダイエット
ダイエットにも試みたのですが、結局この時のダイエットも失敗だらけ。
ダイエット方法がダメだったというよりも、私の精神的な不安定さが失敗の理由だったと思います。
プーアル茶ダイエット
「プーアル茶がダイエットに良いらしい!」というのを家族ぐるみで付き合っていた家の奥さんに聞いたことがきっかけで始めてみました。
その奥さんは私と同じくらいの身長で、45kgもないような方だったので、私もそうなれたら…と思ったんですよね。
食前・食中にプーアル茶を飲むだけということで、手軽さは数あるダイエットの中でも群を抜いていました。
ですが、すぐに結果が出ないことに腹を立てて1ヵ月もしないうちに終了。
今振り返ると『なんてこらえ性のない…』と思いますが、当時はとにかくすぐに結果が欲しかったんです。
極端に言えば1週間で5kg落ちました!というCMのような。
3日間断食ダイエット
すぐに結果が欲しいならどんなダイエットを試せばいいか…と思って次に行き着いたのが3日間の断食でした。
3日間、野菜スープだけを飲んで過ごすという方法です。
結果としては、1日目の夕食後にはもう諦めていました。
昼くらいまでは耐えられた空腹も夕食ごろには耐えられなくなり、頭の中が『何を食べるか』でいっぱいになってしまうんです。
そこに折りよく、息子や娘がお菓子を食べはじめ……当然のように一緒に食べてしまいました。
『たった3日のことなのに、どうして我慢できないの!?』と自分を責めたダイエットでもありました。
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【まとめ】40代の食生活や運動を振り返って
40代の10年間は、運動については徐々にできるようになってきましたが効果が見えるほどではなく、食事は副作用もあってめちゃくちゃでした。
そして、色んな意味で自尊心を失う時期でもありました。
夫との関係は思ったようにいかず、子どもたちは徐々に親の手を離れていって、なんとなく空虚な時間が増えました。
おまけに自分の身体すら自分で管理できず、ワンサイズ大きい服を買いに行ったときの惨めさは今でもよく覚えています。
XLの服を買うとき、レジの方に見られるのすら恥ずかしかった思い出があります。