20代後半で発症した持病の喘息に続き、50代では体の変化としては更年期を体験。
喘息の薬の影響で起きた過食に加えて、更年期のイライラによる過食まで体験しました。
そして代謝の低下を本格的に感じ、『おばさん体型』にも
50代に起きた私の体の変化、苦労したことについてつづっていきたいと思います。
思い出してみると、とても大変だったとフラッシュバックする辛い時代です。
更年期で体型(特に下腹部)が一気にくずれ、医者からも厳重注意される
50代に入って特に感じたのが、下腹部から太るということ。
それまでは太ることはあっても太り方にはそれほど違いがありませんでした。
ところが更年期がやってくると共に、まず下っ腹にお肉がつく…という事態におちいったんですね。
ついには喘息の治療をしてくれていた病院の主治医からも注意され、「どうしたものか…」と悩みました。
健康診断で血圧とコレステロールを注意されるようになったのも50代を過ぎてからでしたね。
更年期は精神的にイライラしてて、健康管理は難しかった
更年期はいろいろな症状が出ると言いますが、私の場合は精神的な症状が多かったです。
例えばわけもなく悲しくなって、家で1人でいると急に涙が出てきたりしました。
私って何やってるんだろう、一体私の人生って何なんだろう…って考えてしまって、涙が止まらないんです。
他に、子供や夫のちょっとした一言に傷ついて突然部屋を飛び出すこともありました。
今考えると大したことではないのに、私が否定されたような気がして、急に全部を投げたくなってしまったんですよね。
そして、今まではあまり人とくらべる性格ではなかったのにいろんなことで人とくらべてしまう自分に。
大体は『私の方がダメ…』と悩むことになります。
何をやっても気分が晴れず、常にピリピリしていました。
介護は施設にお願いしても悩みは絶えず
更年期のイライラの最中でもやることは増えていくばかりでした。
その1つが、義父母・実父母の介護です。
どちらも介護のプロにお願いしたのですが、任せてハイ終わりとはいきません。
まず義父母の方は、プロに介護を受けるのが嫌ということで大騒動に。
私たち夫婦と一緒に暮らして介護を受けたい…という無理なお願いまでされ、説得に一苦労でした。
実父母はそれほどでもなかったですが、運悪く実母が交通事故に遭ってしまいました。
実父はもともと家事など一切できない人。
私の兄弟はみんな地方を出ていたので、実父のご飯を作りながら実母の見舞いに行き、義父母の介護の相談をする羽目に。
そして実父母も義父母も、いざ介護サービスを受け始めても、あれが悪いこれが悪いと不満が出るんですよね。
その不満を聞くのも私なら、介護認定などの手続きをするのも私。
夫はほとんど手伝ってくれず、疲れ切ってしまいました。
子供も思春期で大変な時期
さらに悪いことに、高齢出産だった我が家では介護の時期に子供が思春期に突入。
2人とも派手なことをするタイプではなかったのですが、親の言うことは聞かず自分勝手にやる冷たいタイプでした。
何の相談もしないで勝手に受験先を決めてきたり、習い事を辞めたりしていましたね。
私としては病気の治療を受けながらここまで頑張ったのに…と思ってしまって辛かったです。
子供を産む決断をしたのは私と夫ですし、思春期は誰にでも来るとわかっていても辛いです。
だれも私をわかってくれない…
思春期の子供のことや介護のことをぶちまけられるのは夫…と思っていた私ですが、それもかないませんでした。
話を持ち出せば『仕事で忙しい』の一点張り。
子育てに関する意見もまったく合わず、結婚当初、出産当初言っていたことは何一つしてくれませんでした。
義父母、実父母は文句ばかり、子供たちは思春期で私のグチなんて聞いてくれない、夫は仕事を言い訳に逃げる、そして更年期のイライラ。
『誰も私のことなんてわかってくれない…』という思いで50代を過ごしました。
ダイエットをするのは難しかった
全面的に投げやりになっていた時期ですが、ダイエットもやらないわけではありませんでした。
痩せたいというよりも、医者に注意されたのと『このままでは健康が危ない!』という思いがあって。
ただ、どれも結局イライラして続かなかったですね。
ダイエットしよう!と思う時には気分が良くても、すぐに介護や子供、夫のことでイライラして食べるという繰り返し。
ダイエットがこんなにも難しいものなんだと改めて実感しました。
ちなみに、私がこの時に試したダイエットはこちらです。
1. 炭水化物抜きダイエット
今もはやっている炭水化物抜きダイエット。
ご飯とパンが大好きだった私は、これを我慢さえすれば痩せられるかもと思い、試してみました。
ですが…無理でしたね。
3日も持たずにイライラに負けて大量のご飯を食べてしまい、逆に2kgも太りました。
2. サプリメント
子どもたちが国公立の学校に行って教育費がそれほどかからなかったので、ちょっと高いサプリメントも試してみました。
私としては清水の舞台から飛び降りるくらいの値段だったと思うのですが、効果はなし。
今考えると普段通り食べたい放題やっておきながらサプリメントで痩せようというのは、虫が良かったかな…と思います。
食事や運動である程度頑張っている人ならサプリメントの効果はあるのかも。
3. 水を1日2L飲む
おやつなどの代わりにとにかく常温の水を飲むというダイエット。
近所のママ友がやっていて、触発されてやってみました。
ところがこれもまったくダメ。
トイレの回数が増えたのとお腹が異常なほどに空くだけで、すぐにイライラの波に負けてしまいました。
炭水化物抜きと違って太ることはなかったというのが唯一の救いでしょうか…。
4. ウォーキング(週2-3回)
喘息の調子は少し良くなっていたので、週2-3回のウォーキングをしたりもしました。
3ヶ月くらいやったところで体重は1kg落ち、結果も悪くはありませんでした。
ですがウォーキングをしていても介護のことや子供の受験のことを考えてしまい、落ち着かなかったです。
そのうち季節が変わって寒くなったので、外に出なくなってしまいました。
そして次の春が来てもまた介護のことや夫のことで頭を悩ませ、ウォーキングを再開することはありませんでした。
50代のダイエット事情まとめ
思い出すと、家族を中心とした人間関係が一番大変だったのは50代かもしれません。
精神的にも更年期で疲れ果ててしまって、ダイエットをやっても全然無理でした。
更年期でも体型を維持できる人っていうのは本当にすごいなと今改めて思います。
今は60代に入りましたが、健康な体を取り戻すために健康的で続けられるダイエットを頑張っています。