夏の時期になると生い茂る赤しそ。この赤しそには昔から漢方薬に使われるほど健康によいという効果があると話題になっています。
話題になっている理由は、【赤しそで作ったジュースで14キロ痩せた人がいる】と健康情報誌の『壮快』では紹介されていたことがきっかけでしょう。
しかし!実際に雑誌を読んでみたところ、巷で噂になっているほど凄いダイエット効果のある方法ではありませんので鵜呑みにしないで下さい^^;
でも、リバウンドをせずに健康的に痩せたいという人には、とてもおすすめな方法なので紹介したいと思います。
ちなみに、元モーニング娘の保田圭さんも赤しそジュースを愛飲しているということで芸能人も実践しているということで健康に痩せるという意味では効果は確かなものでしょう♪
赤しそジュースの効果・効能って?
しそは漢字で書くと『紫蘇』という字になりますが【蘇】には『生き返える。よみがえる』という意味があるよに昔から薬や漢方薬の材料としてもお馴染みの植物です。
主にどんな効果があるのかというと、
- 不眠の改善
- 胃腸の調子を整える
- 血管若返り効果
- 冷え性改善
- 脂肪燃焼効果
- 自律神経を整える
- 夏バテの予防・改善
- アレルギー体質の改善
- 口臭・ワキガ臭の予防改善
と、このような感じで、正直、とても強いダイエット効果があるといった感じではありません^^
どちらかというと、ダイエットに特化して脂肪を燃焼させるというよりも体内から健康になって、結果的に『痩せる』といった感じで、ゆっくり健康的にダイエットをしたいという人におすすめです。
では赤しそジュースがダイエットにいい理由について紹介していきたいと思います。
赤しそジュースがダイエットに効果的な成分4種類
赤しそジュースに色々な効果があることは説明しましたが、その分色々なビタミンやミネラルが含まれています。
特に注目すべき成分について説明していきます。
1. ポリフェノールで炭水化物の吸収を抑制!
赤しその赤い色はポリフェノールをたくさん含んでいる証拠です。
赤しそに含まれるポリフェノールはアントシアニンという抗酸化作用が強く体内に吸収されやすい種類で、血液や臓器を酸化から守ってくれる働きがあります。
その結果、代謝が上がり痩せやすい体になったり、美容効果やアンチエイジング効果として現れてきます。
また、ロスマリン酸やシソニンと呼ばれるポリフェノールは炭水化物の吸収をおさせてくれる働きがあります。
ロスマリン酸と一緒に体の中に入った炭水化物は脂肪に変換されにくいので脂肪が付きづらくなります。
それからロスマリン酸はアレルギーを改善する作用もあるので、赤しそジュースを飲んだ人は、花粉症が治った、アトピーが治ったという人たちも多くいます。
2. 赤しそジュースに含まれる12種類のミネラルでデトックス!
よくダイエットをしている人に見られがちなのがミネラル不足により、余計に太ってしまうことです。
赤しそには不足しやすい12種類ものミネラル(特にカリウム、カルシウム、マグネシウム)が豊富に含まれているます。
脂肪を代謝したり、血液やリンパに溜まった老廃物や毒素を体の外にだすためにはミネラルが必ず必要です。
これらのミネラルは赤しそジュースにすることで濃縮され天然のサプリメントのような形で体内に吸収することができます。
3. クエン酸で脂肪燃焼!
赤しそジュースを作る時に入れるクエン酸には体に溜まったエネルギーを代謝させて脂肪を燃やす効果や疲労回復効果があります。
特に有名なのは『クエン酸サイクル』と呼ばれるもので、クエン酸が体の中に充分あると脂肪が燃えるサイクルが活発になります。
それからクエン酸にはミネラルの吸収をサポートする働きがあります。血液の循環が良くなるので、冷え性や肩こり、頭痛などが改善する効果もあります。
またアルコールの分解を早める効果もあるので二日酔いを予防したり解消したりする効果もあります。
口臭やワキガ臭の改善がされるというのもこのクエン酸の効果です。
4. 血管年齢を若くするα-リノレン酸で基礎代謝UP!
赤しそに含まれるα-リノレン酸は血液をLDL(悪玉)コレステロールを減らして血液をサラサラにする働きがあります。
その結果、血管年齢が若くなり、血流もよくなるので体中に血液が巡るので体の基礎体温が上がったり冷え性が改善されたという効果が表れてきます。
14キロ痩せする赤しそジュースダイエットの方法とは?
健康情報誌『壮快』で紹介されていた赤しそジュースを使ったダイエット方法は10年かけて14キロ体重を落とすという方法なので、予め頭には入れておいて下さい^^
ただ、10年間かけてということでリバウンドの心配は全く無いとても健康的なダイエット方法です。
で、雑誌で紹介されていたのは土岐浩一さんという方で70歳の方でした(・∀・)
普通年齢を重ねると代謝が悪くなるので、太りやすくなるはずなのですが、74キロあった体重は59キロまで落ちてウエストも92センチから80センチまで落ちたという素晴らしい結果を残しています。
土岐さんが赤しそジュースを飲んで真っ先に感じたことは腸内環境の改善ということです。
アルコールを大量に飲むので便秘なのに下痢になったりとかなり悪い状態で、痔の薬を飲むほどだったそうです。
しかし、赤しそジュースを飲むようになってからは毎日健康的な便が出るようになったそうです。
ちなみに血管年齢は10才若返っており、健康診断の結果も全てオールAという素晴らしい健康状態です。
具体的にどんな方法で赤しそジュースを飲んでいたかというと、水分補給の代わりに濃縮した赤しそジュースを薄めて呑んだり、またはお酒で割って飲んでいたそうです。量は1日に4~5杯と結構多めです。
ちなみにですが、14キロ痩せた要因は全て赤しそジュースではなくて、ウォーキングやドローイング、普段の食事も健康的なものに変えたという要素もあります。
ドローイン方法と有酸素運動についてはコチラの記事を参考にして下さい。
赤しそジュースは確かに健康に良いのですが、それ以上に不摂生すると効果も感じられないかもしれません。
赤しそジュースの作り方3つ
赤しそジュースの作り方は3種類あるのでどちらか作りやすい方でいいと思います。
作るイメージはこんな感じです。凄くおしゃれな動画ですね(*´∀`)
クエン酸で作る赤しそジュースの作り方
用意する材料は
- 水:2000㍑
- 赤しそ:500グラム
- きび砂糖:300グラム
- クエン酸:30グラム
作り方も簡単です。
- 赤しそを水でよく洗う
- 赤しその太い茎は取り除く
- 水2㍑を沸かし、沸騰したら赤しそを投入
- 中火で30分煮込む(アクは取り除かない)
- 赤しそだけ取り出す
- 砂糖300グラムを投入
- クエン酸30グラムを投入
- かき混ぜて冷えたら完成
できあがった赤しそジュースは常温でも1年間は保存ができるとのことです。
酢で作る赤しそジュースの作り方
酢には脂肪燃焼効果のあるアミノ酸が入っているというメリットがあります。
用意する材料はクエン酸の代わりに酢を400ccなので注意しましょう。
- 水:2000㍑
- 洗った赤しそ:500グラム
- きび砂糖:300グラム
- 酢:400cc
酢はレモン酢かリンゴ酢がフルーティーで美味しいと人気です。
レモンで作る赤しそジュースの作り方
クックパッドで1番人気のある赤しそジュースの作り方でした。少し砂糖が多いのが気になりますが、とても美味しそうです^^
用意するもの
- 水:2㍑
- 赤しそ:610グラム(2束分)
- キビ砂糖:350グラム
- レモン汁:100~150cc
作り方は他の赤しそジュースの作り方とほとんど変わらないのですが、詳しく知りたい人はこちらのクックパッドのページで確認して下さい。
赤しそジュースを飲むタイミングは?
赤しそジュースは食事中に一緒に飲むと炭水化物の吸収を抑えてくれたり、アルコールの分解を助けてくるので、食事中に飲むのが1番よいでしょう。
また、薄めて運動前や運動後、それから入浴の前や後など、スポーツドリンクの代用として飲むとクエン酸の効果で脂肪が燃えやすくなったり疲労回復したりするのでおすすめです。
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まとめ
14キロ痩せた人もいるという赤しそジュースの効果やダイエット方法を紹介しましたが、どうだっでしょうか?
急激に体重を減らしたり痩せたりという方には向きませんが、確実に痩せてリバウンドをしない方法を探している方にはおすすめな方法と言えるでしょう。
ただ、定期的な運動や普段からの食事も健康的なものに切り替えて行く必要がありまうす。
10年後の健康が気になるという方は、ぜひ夏の間に始めてみてください^^
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