少しでも痩せたいと思うのであれば、お風呂に入っている時にも効果的な方法をみつけたいですよね。
手っ取り早い方法だと、熱湯風呂に我慢して入り、汗をぎっしりかいて、体重を落とそうと努力をしたり。
しかし、お風呂は入浴しても消費カロリーは、20分入っても30キロカロリーしか消費されないのが現実です。
体重が落ちたのは体の水分が抜けただけ、ということです。
ですので、頑張って熱湯風呂のような熱いお湯に入って汗をかいたからって、脂肪が減るわけではありません。
それでも、「お風呂ダイエットで痩せられた!」という口コミが存在するのは確かなのです。
なぜかというと、入浴じたいにカロリー消費が少なくても、入浴で根拠があるからなんです。
たとえば、以下の3つです。
- 血流が良くなり代謝があがる
- ヒートプロテイン効果で基礎代謝上がる
- 寝る30~90分前に入浴することで成長ホルモン(脂肪燃焼ホルモン)の分泌が良くなる
このように、入浴をすることで、脂肪を減らすことはできなくても、体質に変化がおきてスッキリしてきます。
それでは、早ければ1週間で効果を感じられるヤセ体質を作るための入浴方法を紹介します。
【簡単】41℃のお湯で15分入浴するだけ
41℃のお湯に15分浸かることで、体内の無駄な塩分をデトックスしたり、『ヒートショックプロテイン』の効果を活用して脂肪燃焼効果を高める入浴方法です。
ヒートショックプロテインとは?
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、傷んだ細胞を修復する働きを持つタンパク質のこと。
また、免疫細胞の働きを強化したり、乳酸の発生を遅らせるなどの力も持っています。
つまり、カラダにとってはとてもありがたい存在で、HSPが増えることは、「カラダを元気にする」ことにつながっているのです。
リンク元:バスクリン
この入浴方法は、テレビでも放映されていましたが、被験者は2~3キロほど体重がおちていました。
ただし、これは脂肪が燃焼されてというよりも体から余分な塩分と水分がデトックスされた結果として報告されていました。
また、入浴剤で有名な株式会社バスクリンが行った実験によると41℃で15分入る入浴法が体温を1度あげるのに、効果的でありかつリラックス効果が高かったと報告しています。
41℃入浴のやり方
41℃のお湯に15分(40℃のお湯なら20分)に肩までしっかり浸かるだけです。
20℃の場合は20分入る必要があります。
1番重要なのは体内深部の温度が1度上がっていることです。
ですので、体温計を使って深部体温に近い口の中や耳用の体温計を使って、体温がしっかり1度上がっているか確認しましょう。
詳しくは以下の記事でも紹介しています。
【簡単】重炭酸入浴で15分入浴する
重炭酸入浴は『重炭酸タブレット』を入れた37~40℃の温めのお湯で入浴する方法です。
重炭酸入浴とは?
冷え性や肩こり、腰痛の原因とされる血流の悪さを自宅で血流を良くする入浴法の1つ。
リンク:Hot Tab
重炭酸入浴はぬるま湯でも体温が上がりやすくなり汗がダラダラ出せるので、熱いお湯が苦手な人に特におすすめな入浴方法とも言えます。
ちなみに【重炭酸】の成分は重曹とクエン酸からできているので、肌にも浴槽にも優しいので安心して下さい。
重炭酸入浴のやり方
- お湯を37~40℃の好きな温度に設定する
- 重炭酸タブレットを入れる
- 肩までしっかり15分入浴する
【簡単】正座入浴法
正座入浴ダイエットは、湯船の中で正座をすることで、ふくらはぎの筋肉を加圧して血流をよくする入浴方法です。
ふくらはぎは、体からもっとも遠くにある大きな筋肉で、血を送るのに大切なため『第二の心臓』と呼ばれている部位でもあります。
この、ふくらはぎを正座で圧迫することにより体温が上がりやすくなる方法です。
90秒でできるのがメリットですが、やって見た結果、「痩せたかどうかについては効果が薄かった」というのは否めません。
ただし、脚のスッキリ感は本物です。
正座入浴ダイエットのやり方
- 40℃のお風呂に15分つかる
- 湯船に膝をつき、両かかとをくっつけて90秒正座
- 終わったら姿勢を崩す。
【難易度:高】高温反復入浴法/333入浴法
反復浴ダイエットは入浴と休憩を繰り返す入浴方法です。
入浴と休憩を繰り返すことで、血管が拡張したり、縮小したりとポンプのような役割をさせて血の巡りをよくすることができます。
その結果、代謝が上がると言われている入浴方法です。
「半身浴では、痩せなかった!という人でもこの高温反復入浴法は効果あった!」
という人も多くいるほどおすすめです。
注意点:高温反復入浴法は、心臓に負担がかかるため、高齢者や心臓が弱い人には向かないと言われているので注意して下さい。
高温反復入浴法/333入浴法のやり方
- 41~42℃のお湯の温度で3分間、肩まで入浴
- 3~5分間、湯船から出て体を冷ます(体を洗う時間にあててもOK)
- 1~2を3回繰り返す。
※333入浴法とも言われる理由は、入浴3分、休憩3分を3回繰り返すからです。
【応用編】シャワーでする高温反復法のやり方
入浴ほど効果はないですが、シャワーでも血流をよくする方法あるので紹介します。
- 41~42℃のお湯の温度で首の裏側を3分温める
- 手首、足首を冷水で1分冷やす
- 1~2を3回繰り返す
これをすることで、心臓から一番遠い、つま先・指先の血流をよくして代謝を高めることができます。
ダイエットに効果的なお風呂の温度と入浴時間
お風呂ダイエットで重要なことは、深部体温を1度上げることです。
1度上げることで血流がよくなったり、ヒートショックプロテインなどが活性化するからです。
では、体温を1度上げるには、何度のお湯で、何分入ればい良いのかをグラフで確認してみましょう。
温度 | 時間 |
38℃ | 30分 |
39℃ | 25分 |
40℃ | 20分 |
41℃ | 15分 |
42℃ | 10分 |
また、体温が1度上がるには、個人差があり、特に男性と女性を比べた場合、女性の方が体温が上がりにくいことがわかっています。
しっかり体温があがっているかどうか調べる前に、入浴前と入浴中に耳、もしくは口内で体温を測りましょう。
入浴中にできるエクササイズは以下の記事で紹介しているので、「効率よくダイエットしたい!」という方は、参考にしてみてください。
寝る30~90分前にお風呂に入るのが効果的!?
最近の研究では睡眠の質を高めること、睡眠時間を6~9時間とることで肥満になる確立をグッと下げられることがわかっています。
特に寒い季節だとお風呂に入って体を温めた状態で布団の中に入りたくなってしまいますよね。
しかし、アメリカのすたんスタンフォード大学で睡眠の研究をする西野清治教授によれば、入浴後の深部体温が下がっている最中に寝ると体をリラックス状態にさせる副交感神経系が優位になるので睡眠の質が高まると言うことがわかっています。
また、入浴剤で有名なバスクリンによれば、寝る30分前の入浴が翌朝の目覚めをスッキリさせるのに効果的だったいう研究結果が報告されています。
ですのでお風呂に入ってから30~90分を目安に布団の中に入ることで、睡眠の質が高めるのに効果的であるといえます。
2時間以上たつと体が冷えすぎてしまって逆に眠れなく眠れなくなってしまうそうですので、この点にも注意しておきましょう。
睡眠の質を高める方法は以下の記事で詳しく紹介しているので、是非参考にしてみてください。
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