今回は、世界で1500万冊売れてベストセラーになっている「一人になりたい男、話を聞いて欲しい女」で紹介されている男性のストレス解消法を紹介したいと思います。
男性の場合、「ストレス解消法ランキング」などで調べるとアルコールを飲んだり、女遊びをしたり、ギャンブルをしたり、またはスポーツ(観戦を含む)をする傾向が多いようです。
でも、このようなストレス解消法は一時的で、長期的に見るとストレスが積み重なってしまい、疲弊してしまいますよね。
今回紹介する内容は、そんなストレスを根本からなくしていく、人間の本質をついたストレス解消方法です。
男性の場合は、男性ホルモンの「テストステロン」の分泌を高い状態で保つことが重要とされています。
海外で爆発敵に売れている『心理カウンセラー』ジョン・グレイ博士が推奨している内容です。
まず、簡単にこの本の著者であるジョン・グレイ博士について簡単に紹介しておきます。
ジョン・グレイ博士は、先ほど紹介した「一人になりたい男、話を聞いて欲しい女」の他にも「ベストパートナーになるために」、「ベストフレンド・ベストカップル」などの著書でも有名です。
特に男性と女性のコミュニケーション、心理状況に詳しいカウンセラーです。
本書の中では、男性のストレスをホルモンバランスや心理学的な面から解説、分析、そして効果的な対処法を紹介しているので、深く知りたい方にはとてもおすすめな内容です。
男性がストレスを感じている時の症状11つ
- やる気がない
- 興味、関心がない
- 頑固になる
- 不機嫌になる
- 怒りと苛立ちを感じだす
- 変化への抵抗が大きくなる
- パートナーへの性欲の低下(風俗・ポルノ中毒)
- 気分が激しく変化する
- 情緒不安定になる
- 絶望的になる
- 攻撃的になる
これらの症状が男性がストレスを感じている時の症状としてあらわれるそうです。
男性は女性と比べると、ストレスを抱え込むと、独りよがりになる傾向があるようです。
テストステロンと男性が感じるストレスの秘密?
男性は問題を解決したり、仕事で成果を出したり、一人前と認められたりすると「テストステロン」を分泌して気分がよくなるようにできています。
また、このテストステロンは筋肉を作るために重要なホルモンでもあります。
男性が筋肉質の体に憧れたり、マッチョな人は精神的に安定していると感じるのも、テストステロンが分泌され気分が良い状態を保てているからです。
しかし、このテストステロンは、先ほど紹介した状況と逆の
- ピンチに追い込まれたまま、ずっと問題解決できない
- いくら仕事をしても全く成果が出ない
- 仕事の成果をなかなか認めてもらえない
こういった、ストレスが加わると、ストレスホルモンの「コルチゾール」が上昇してイライラしてきます。
さらに、テストステロンが女性ホルモンの「エストロゲン」に変わってしまうのです。
女性にとって、エストロゲンは「キラキラホルモン」などと呼ばれ、生理後の快調をもたらせてくれるものですが、男性にとっては「冷静に問題を解決する」、「自立して家族を養う」という男らしさをなくし、さらに相手を支配しようと攻撃的になってしまいます。
さらに女性らしさがネガティブに表れて
- 冷静さを失い感情的になる
- 分析的ではなく、感情的になる
- 自信を失い、過度に信頼を求めるようになる
- 依存体質になり、パートナーになり過度な愛情を求める
という性質が強く出てくるそうです。
よくいう「メンヘラ」、「キレやすい人」という状態を当てはめるとしっくりしたイメージがわくのではないかと思います。
または、
「女々しすぎる!」
「この役立たず!」
「もっとシッカリしてよ!」
などという言葉を浴びせられたことのある男性なら、そのあとで、一気にやる気が無くなったという経験がある人もいるでしょう。
また、男性の場合35才くらいで、テストステロンの量が減り、エストロゲンの量が増えてくる傾向があることが生態学からもわかってきています。
年を取ることで女性ホルモンの分泌が多くなることで、性格が丸くなったり、体も脂肪を蓄えて痩せにくくなるというのも納得がいくのではないでしょうか?
つまり、男性の場合はテストステロン(男性ホルモン)の分泌を高く維持し、できるだけエストロゲン(女性ホルモン)の分泌を抑えることがないようにするのが男性のよいストレス解消法と言えます。
テストステロンを増やすための21のアイデア
- 筋トレをする
- スポーツをする
- スポーツ観戦をする
- 1人で本を読む
- 趣味に没頭する
- 得意なことをする
- 学習・能力開発をする
- 男同士で冗談を言い合う
- 車を運転する
- 性的な行為をする
- 恋愛をする
- 相手の話を聞く
- 調べ物をする
- 金を稼ぐ
- 瞑想をする
- 大義のために自分を犠牲にする
- 意思決定をする
- 努力とハードワーク
- 問題解決
- プロジェクトに取り組む
- 効率的な行動を取る
ここで紹介した21つはほんの一例ですが、いくつか具体例をもって4つ紹介したいと思います。
1. 筋トレやスポーツ、スポーツ観戦をする
これはテストステロンは筋肉をつくることにおいて重要なホルモンだからです。
筋トレやスポーツをすると筋肉が刺激されてテストステロンの分泌も効果的に行われるとされています。
また、スポーツ観戦の場合は「選手の有能な能力」を見たり、「ピンチを切り抜ける問題解決能力」を見ることで、男らしさが活性化されてテストステロンを分泌することができます。
逆に、応援している選手がミスしたり、負けたりするとガッカリしたり、イライラしてストレスを溜めてしまうのは、「男らしさ」に対してネガティブのイメージをしてしまうからです。
2. 一人になって冷静になる時間を作る
男性の場合は、一人になることでテストステロンを分泌させやすくなります。
男性がストレスを抱えだすと、黙り込む理由も一人になって冷静さを取り戻すための時間が必要だからと心理学的にも言われています。
ジョン・グレイ博士によれば、1日の終わりに20~30分程度、自分ひとりになる時間をつくることでテストステロンを十分に補充できるそうです。
ただし、毎日強いストレスを感じている場合は、長めのひとり時間が必要とも話しています。
3. テストステロンを普段から使うようにする
テストステロンは筋肉のようなもので、使えば鍛えられて多く分泌できるようになります。
逆に使わないと分泌量が減ってしまいます。
ですので、ある程度のストレスや負荷をかけて仕事やハードな運動をして、かつそれを回復させるための1人時間や趣味に没頭するなど、テストステロンを満たす活動をするとストレス耐性も強くなると言えます。
4. 話を聞く
女性との関係がストレスという原因の人に、特に効果的なのが「女性の話を聞く」ということです。
男性にとって、おしゃべりな女性の話を聞くこと自体が苦痛と思いこんでしまっている人もすでにいるでしょう。
しかし、話を聞くことで男性は男性がもつ「問題解決能力」や「頼れる存在」という男らしさを活性化さることができます。
さらに、女性には「頼りたい」という本能があるため、悩みを聞くことで女性のストレスを解消することもできます。
実際に男性が女性の悩みを聞いていたところ、恋愛関係に発展してしまったということがあるのも、男性と女性がお互いにストレスを解消できる存在になっているからと説明できます。
ただし、話を聞くというのは、決して不満や愚痴をぶちまけてもらうということではありません。
女性にしてもらうこと
ジョン・グレイ博士によれば、男性がもとめる愛情表現は「信頼される、受け入れてもらう、感謝してもらう」の3つだそうです。
例えば、助成による過度なおせっかいは、男性は「信頼されていない」と感じてしまうので逆効果です。
他にもSEXを拒まれると受け入れられていないと判断し、「男として認められていない」と感じてしまいます。
また、経済的な豊かさをもたらしたり、育児、家事をやっても感謝されないのであれば、「自分は役立たず」と、男らしさを失ってしまうのです。
もし、パートナーの女性がいるのであれば、こういう点も知ってもらえることで解消できることもあるはずです。
ただし、これらのことが、女性が寛容であればいい、などという一方的なあてつけで手に入るわけではありません。
女性なら誰だって無理やりSEXしてほしくないし、「もっと感謝しろよ!」と言って感謝してくれる人なんていません。
では、どうしたらいいのか?
女性のストレスの構造を理解して、それを満たしてあげれば、女性が本能として持っている「共感して安心したい」、「問題を解決して支えて欲しい」、そして何より「愛情表現をしたい」という欲求をもっているから。
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