20代は自分でも運動を頑張っていたせいか、体はスリムな体型を保てていました。
しかし、30代の10年間はダイエットの事を考える余裕はなかったと思います。
今振り返ると本当に毎日が大変でした。
私の病気、夫の病気に始まり、子供2人の出産そして育児、さまざまなイベントに関する姑の干渉まであり、20代のころと比べると6-8kgも太ってしまいましたしね。
このころから日常的に夫に
『お前は太いなあ』
『デブ』
と言われるようになっていました。
とても悔しいんですが、言い返せないのは、自分でも太っているとわかっていたからです。
30代のころの体型
20代後半で結婚後、生活スタイルも変化して30代初めのころに46kgだった体重は50kgまで増えていました。
しかし、そこでとどまることはなく体重はさらに増え続け、最大で55kgまで増えてしまいました。
気がつけば9kg太っていたことになります。
その後2kgだけ減らすことができ53kgまで落とすことには成功しています。
それでも全体で7kg太ったので、自分でも「太った」」という感覚でした。
体重が増えた分やはりお肉も多くなったなと感じることもしばしば。。
でも、私にとっての30代はダイエットに本格的に取り組むには、時間的にも身体的にも全く余裕のない時期でした。
なぜかというと、こんな事情があったからなんです。
30代になって、いきなり喘息が悪化
結婚するまでは健康だった私は、20代後半で突然喘息になってしまいました。
まさか自分がいきなり喘息になるなんて思っていなかったので、喘息という病気を甘く見ていた側面もあったと思います。
「ちょっと苦しいだけだし、薬で抑えれば日常生活は問題なし…」
と思っていたんですね。
ところが、実際はそんなことを言っていられる状況ではありませんでした。
毎日夜中に襲ってくる発作……何度も何度も死ぬかと思いました。
救急車を呼んだことも1度2度ではありません。
夜中に病院に行き、発作を止める強い薬を点滴で数時間打ちます。
朝になる頃にはぐったりしていて、眠ろうとするたびに発作が来たら…と恐怖で眠ることすら難しい状況でした。
健康な体が崩れると一気に体型も崩れていくもんなんですね。
さらに、食べ物だって自分で選んで食べている余裕なんてありませんでした。
【30代】食事は胃袋に入れるのが精一杯
食事については、正直に言うと何を食べていたか自分でも覚えていないくらいです。
出産前は喘息との戦いで毎日ボーっとしていましたし、夫の看病もあり、食事はとにかく口に入れるだけで精一杯でした。
何が体にいいとか、ダイエットにいいとかそんなこと言っている余裕なんてほんとうにありませんでした。
炭水化物大好きな私にしてみれば、太るのも当たり前な食事だったのではないかと思います。
さらに出産後は育児で忙しくなりました。
育児経験のあるお母さんならわかると思いますが、美味しい温かいご飯を食べることなんてめったにありません。
ただ、第二子を出産して2-3年経ってからはいくつか食事を利用したダイエットにも取り組むこともできました。
どんなダイエットをしたかは、後ほど紹介しようと思います。
【30代】大好きだった運動もまったくできず。
喘息が原因で20代のころに大好きだったテニス、バドミントンは一切できなくなりました。
運動好きの私としては本当に体を動かすことができないというのは精神的にも辛いものでした。
歩くこと以外の運動はまったくできず、運動で痩せるということは一生無理なのだろうと覚悟しました。
そんな私が、32歳で人生で初めての大イベントを迎えました。
出産です。
人生初の出産
妊娠したとわかることは誰にとっても感動だと思いますが、私たち夫婦の場合は感動もひとしおでした。
というのも、「ある喘息の治療薬」が奇形を引き起こす可能性が高いということで、薬を止められるまで妊娠・出産は絶対に避けるように言われていたのです。
薬を止めることはできないかもしれない、そして薬を止められたとしても高齢で妊娠が難しいかもしれないと感じていました。
正直に言えば、2人だけで生きていく選択肢を夫と一緒に考えたこともあります。
そんな中で無事に薬を止め、妊娠まで!
どんな子でもいいから、とにかく元気に生まれてくれればいいと思っていました。
妊娠中も体調の不安はありましたが無事に男の子を出産。
少し小さかったため保育器に入っていましたが、心配していたような体の障害はひとつもなく、元気な赤ちゃんでした。
出産後、母乳が出るうちは太らなかった
第一子妊娠から出産直後までの体重は実は一切変わらず50kgのまま。
つわりがひどすぎて、お医者さんに太るように言われたくらいでした。
当時は完全母乳で育てた方がいいという意見が多く、私も完母での育児をしました。
この時期、太る心配は一切ありませんでしたね。
忙しいというのもありますが、食べ物が全部胸に行くかのごとく、食べても食べても体重に変化がないんです。
ちょっとでも食べるのを我慢すると痩せるほどでした。
「完全母乳ダイエット」なんてものがあってもいいんじゃないかと思いました。
乳離れ後、強烈な空腹で3kg太る
ところが、徐々に子供が乳離れをしていくと太り始めてしまいました。
空腹感は以前と同じなのに、子供はもう母乳を必要としない…ということは…食べたものは私の身体のお肉になるわけです。
結果として、34歳までの2年の間に3kg太ってしまいました。
初めての育児にてんやわんやで、太ったことにもしばらく気づかず、対策もとくにできるような状態ではありませんでしたね。
そして2度目の出産
最近では34歳で出産と言ってもそれほど珍しくないかもしれませんが、当時は高齢出産の域。
身体の負担も考えて、もしも35歳までに子供ができなかったら息子だけを精一杯大切に育てようとこのときも割と悲壮な覚悟をしていました。
そんな折、第二子の妊娠が発覚。
妹か弟が欲しいと言っていたお兄ちゃんに兄弟を作ってあげることができて、本当によかったです。
第一子は男の子でしたが第二子は女の子。
両方を育てることができるという喜びもありましたね。
体重は出産までに2kg増やした
第一子のときには妊娠中の体重は全く変わらなかったのですが、第二子のときは2kg体重を増やしました。
「増やした」という言葉を選んだ理由は、もともとはつわりで53kg→47kgになり、とにかく食べることに集中しないと子供が危ない!ということで食べ始めたからなんです。
その結果、最初より2kg太ったこと自体は、子どものためと思えば別に気にはなりませんでした。
そのおかげかはわからないものの、第二子は未熟児ではなかったので。
それに私には、完全母乳ダイエットという魔法が残されていると思っていましたし。
「完母できず」増えた体重が戻らなかった
ところが第二子のときは母乳の出が悪くて、完全母乳ができませんでした。
半分母乳、半分ミルクの混合で育てたところ、増えた2kgもまったく戻りません。
どうにかしなきゃ…という気持ちは芽生えてはいたのですが産後太りの対策を取れるほどの余裕がなかったのが現実です。
結局何もしないまま、第二子出産から2年が過ぎてしまいました。
そして、そこに更なる【ストレスの原因】によって自分の体型なんて気にしている余裕がなくなっていきます。
姑からも精神的に追い詰められていたからです。
姑による圧迫で
20代30代は結婚・出産といったイベントは幸せなものですが、ストレスも多いです。
その理由の1つが姑による圧迫でした。
姑は頼りがいのあるタイプなんですが、性格や物言いが少しきついんです。
なので、なかなか子供ができないこと、夫の病気のことなどで私が責められてる気分になってしまったんですね。
その上、夫は長男。
やはり義実家に顔を出さないわけにはいかず、必然的に姑からの圧迫感に悩まされる羽目に。
私はどうしてこんなにできの悪い嫁なんだろう…と義実家に行くたびに心が痛かったです。
そして、さらに悪いことが重なり、さらに私は追い詰められることになります。
夫が急に病気になり看病が…
上でも少し書いた夫の病気と看病です。
私が喘息になって1年もしないうちに、夫が胃の病気にかかってしまいました。
その時に姑に
『息子(夫)の病気はあなたのせいもあるんじゃないのか』
と言われて、私は責任を感じてしまったんですね。
それだけに、夫に対しては何でもしてあげようと精一杯看病したんです。
わがままもたくさん聞きましたし、姑に似た口の悪さも目をつぶりました。
結果的には、なんとか無事に完治までこぎつけることに成功しました。
私はもう精神的にも本当に疲れていたと思います。
本当は痩せてキレイな母になりたかった
姑のお小言、夫の看病とけっこうな数のわがまま、元気な盛りの子どもにまだ口も利けない小さな娘、自分の病気…こういったものが30代の私にはのしかかっていました。
とにかく疲れてしまって、毎日
『今日が無事に終わりますように』
とだけ願っていたんです。
子育てしてるから、夫の看病してるから…と言って、体型のことは37歳くらいまで一切無視しているようにふるまっていました。
でも本当は、健康できれいになりたかったです。
そのためにダイエットもしたかったけれど、37歳まではほとんどできませんでした。
【30代】初めて挑戦したダイエット3つ
37歳、第二子が3歳になるころには第一子は幼稚園に行っていて、少しずつ生活に余裕が出てきました。
夫の病気も完治した状態で、気持ちの上でもダイエットに挑戦できるかも…と思い、食事を中心としたいくつかのダイエットに取り組みました。
1. 朝ヨーグルトダイエット
朝はヨーグルトだけにするというダイエットを2週間ほどやってみましたが、全く痩せることができず、あきらめました。
私には合わないダイエットでしたね。
それに、よく考えるとヨーグルトがそれほど好きではないということにも気づきました。
「自分に合わないダイエットはやらないべき」ということ学びました。
今では色々なヨーグルトダイエットがあるようなので、ヨーグルトが好きな方は試してみるのもいいかもしれません。
▶【決定版】ホットヨーグルトで最も効果的にダイエットする方法
2. 朝バナナダイエット
最近も再ブームを起こした朝バナナダイエットです。
私くらいの年代なら、多くの方が一度は試したことがあるのではないでしょうか。
こちらはヨーグルトよりは続きましたが3週間やっても体重の変化がなく、あきらめました。
生活スタイルには合っていましたし、バナナも好きなんですが、結果が出ないのはやはり嫌ですね。
当時は今よりも更に、『即効』を重視していました。
でも長期的にみれば、効果はあったのかもしれません。
▶バナナはカロリーよりも栄養と効能重視!効果的にダイエットする6つのポイント
3.【おすすめ】買い物ダイエット、送り迎えダイエット
ダイエットがついで、という気もしますが、これはただ町内をあれこれお散歩するダイエットです。
私は免許を持っていないので、平日の午後はお兄ちゃんを幼稚園に迎えに行き、そのままスーパーで買い物をすることがほとんどだったんですね。
ところが田舎に住んでいたものですから、スーパーまでの距離もなかなかにあります。
それを利用して子どもたちとお散歩をしながらダイエットするという方法を思いつきました。
もちろん走ったりはできないので、子どもたちと同じペースで歩くだけです。
これは3ヶ月取り組み、2kg痩せることに成功しました。
合う・合わないというよりも、子育てと家事(食材を買う)という強制力で続けた感じです。
ただ、子供と一緒に続けられるということで、個人的にはけっこうおすすめな方法です
わたしの場合、その後引っ越しが決まって多忙になり、自然とやらなくなってしまいましたが…
30代を振り返って
30代の10年間、今振り返ると本当に毎日が大変でした。
私の病気、夫の病気に始まり、子供2人の出産、さまざまなイベントに関する姑の干渉まであり、20代のころと比べると6-8kgも
太ってしまいましたしね。
このころから日常的に夫に『お前は太いなあ』『デブ』と言われるようになります。
とても悔しいんですが、言い返せないのは自分でも太っているとわかっていたからです。
でも30代後半になって、子育ても一段落してきたので、これからはもっと自由にダイエットできると考えていたのです。
ところが40代ではあることがきっかけで更に5kg太り、さらに絶望することになります。